「隠されたり禁止されたりすると、かえってやりたくなる心理現象」、カリギュラ効果。現在ダイエット中の私は身を持って経験しておりますが、
今回はそのカリギュラ効果を活用したバナーと活用していないバナーを実際に配信し、効果差を検証した結果をレポートさせていただきます!(ああ、つけ麺食べたい…)
※カリギュラ効果については、こちらの記事をご覧ください。
レポート概要
女性に人気の馬油配合シャンプーを商材にして、オリジナルバナーとカリギュラ効果を適用したバナー2本の合計3本を制作し、以下の内容で配信しました。
・配信内容
配信メニュー:YDN
配信デバイス:PC、スマートフォン
ターゲティング設定:インタレストマッチ(教育関連)
配信期間:一週間
評価指標:CTR
結果レポート
<オリジナル>
今、話題の馬油シャンプー!

シンプルなコピーによるオリジナルバージョン。CTRは0.25%でした。これをベースに、カリギュラ効果を活用したクリエイティブと比較していきます。
<カリギュラA>
髪の悩みがない人は見ないでください。+禁止マーク

オリジナルのデザインをベースに、カリギュラ効果を活用したコピーに差し替え、禁止マークのアテンションを大きく入れてみました。
結果、CTR 0.19%ということで、残念ながらオリジナルを上回ることができませんでした。「禁止」をユーザーにわかりやすく伝えるためのマークの印象が強すぎて、文字通りクリックが抑制されてしまったのかもしれませんね…。反省です…。「効果がないことがわかった」というのも、長い目で見れば立派な成果ですからね。気を取り直して次に行きましょう。
<カリギュラB>
Q.◯◯◯酸が髪に効く。→クイズの正解をみる

カリギュラ効果の「隠す」を活用し、文字を伏せたクイズ形式にしてみました。結果CTR 0.31%とオリジナル比124%となりました!よかった!ユーザーの興味を惹くことができたことと、誘導ボタンが上手くマッチした結果だと考えています。
まとめ
いかがでしょうか?今回のカリギュラ効果をのような心理学効果は、人間の行動パターンを体系的にとらえたものであり、広告に適用することで消費者の行動に大きな影響を与えることができます。
今回のカリギュラ効果については、もう少し改善の余地があるように感じましたので、新たなクリエイティブでさらなる効果向上にトライしてみたいと思っています!引き続きどうぞよろしくお願いいたします。