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上司とのコミュニケーションが苦手な人が「お願い上手」になる4つのコツ

投稿日:2020年1月30日

 

会社の上司とのコミュニケーションにおいて、「お願い」するシチュエーションが苦手な方は多いのではないでしょうか?

例えば、忙しそうな上司に企画案を確認してほしいときや、最新ツールの導入を説得したいときなど、日々の業務の些細なシチュエーションで「お願い」は発生します。

お願い下手なせいでつい仕事を抱えすぎてしまったり、業務がスムーズに進まなかったりしてしまうとストレスを抱えてしまいます。

今回は営業の場面でよく使用される心理テクニックを応用して、誰でも簡単に「お願い上手」になれる方法を紹介します。

 

お願い上手になるテクニック1:簡単なお願いから始める(フット・イン・ザ・ドア)

お願いを要求される側は、「簡単な要求」をいくつか承諾してしまうと、その後に出される「お願いしたい要求(本来の要求)」を断りづらい心理状態になってしまいます。

これはフット・イン・ザ・ドアと呼ばれる、「本来お願いしたい要求をする前に、まず小さな要求(簡単な要求)から行っていくテクニック」です。人に働いている「自分の発言や行動の一貫性を保ちたい」という「一貫性の原理」を応用します。

「お願い上手」なコミュニケーションをしたいのであれば、最初に「まず断られない簡単なお願い」をしてみましょう。

 

会話例⇒忙しい上司から意見をもらいたい場合

自分「明日の会議は何時からでしたかね?」

上司「13時からだよ。」

自分「私の企画書の概略をまとめてみました。この広告アイデアをクライアントに出す前に、1分だけで良いのでざっと目を通してもらえませんか?」

上司「どれ、ちょっと貸してみろ。」

自分「どんなことでも構いませんので、企画書に何かご意見を頂けますでしょうか?

 

テクニック2:無理なお願いから始める(ドア・イン・ザ・フェイス)

テクニック1とは逆に「最初に大きな要求をして相手に断られた後に、本来の要求をすることで受け入れてもらいやすくなる」心理を使います。

人はお願いを断ると「罪悪感」を感じてしまうので、次に「受け入れやすい小さなお願い」をされると承諾しやすくなるのです。

そのため、「お願い上手」になりたいならば、最初に「断られても当たり前な大きなお願い」をしてから、「本題のお願い」へとつなげていくのがコツです。

 

会話例⇒キャリアアップを交渉する場合

自分「私はこの会社で5年、店長としてどの店でも売上を上げてきました。そろそろ、関東地方のスーパーバイザーを任せて頂けませんか?」

上司「急にどうした?やる気があるのは頼もしいが、いきなり関東全域のエリア長に推薦するのはさすがに難しいかな…」

自分「そうですよね。少しでも良いから、経験を積むためキャリアアップをしたくて。…では関東でなくても構いません。より広い視点で、地域の複数のお店をマネジメントするチャンスをもらえませんか?」

上司「そこまで考えていたとは知らなかった。今までの君の評価は高いから、上に話をしてみるよ。」

 

テクニック3:都合の悪いことは後出しする(ロー・ボール・テクニック)

3つめのお願いテクニックは、「最初に良い条件だけを示して相手からOKをもらい、その後で良い条件をなくしたり、不利な条件を付け加えたりする」ことです。

これはロー・ボール・テクニックと呼ばれています。人は「一貫性の原理(一度決めたことを変えたくない)」と「コンコルド効果(今まで使った時間・労力をもったいないと思う心理効果)」によって、ロー・ボール・テクニックに従いやすくなります。

「都合の悪い条件」を後出しじゃんけんのように出すので、少しズルいテクニックになりますので使用する際は気を付けてくださいね。

 

会話例⇒資料提出期限の延長を認めてもらう場合

自分「お疲れ様です。課長に頼まれていた資料ですが、何とか週末までに仕上げられそうです。」

上司「そうか。じゃあ、その調子で週末までによろしく頼む。」

自分「ただ一つ問題がありまして。資料に添付する図表やデータを充実させるのであれば、もう少し日にちがかかります。シンプルでラフな文章だけで良いなら、急いでまとめますが。」

上司「そうか。上層部にも見てもらう資料になるから、あんまりシンプルすぎるのも困る。綺麗に仕上げると、どのくらいかかりそう?」

自分「そうですね。来週末まで時間を頂ければ助かります。」

上司「そうか、分かった」

 

テクニック4:あらかじめ選択肢を用意する(ダブルバインド効果)

最後のテクニックとして、「どちらの選択肢を選んでも思い通りの結論(=YESの選択)に導ける」というミルトン・エリクソンの催眠療法に由来する「ダブルバインド効果」を紹介します。

「会場まで電車で行きますか?飛行機で行きますか?」や「カフェラテにしますか?ミルクティーにしますか?」のように、どちらを選んでも「NOといわせない質問・提案」をすることで使うことができます。

 

会話例⇒新しいツールの導入をお願いしたい場合

自分「仕事の効率アップのために導入したいツールがあるのですが、サービス資料をチェックしてもらえますか?」

上司「分かった。どんな内容か確認してみるよ。」

自分「実は、2社で迷っていまして。それぞれの違いを整理した資料もお渡ししますね。課長はA社とB社のどちらのツールが良いと思われますか?」

上司「Aの方が機能が充実しているし、使いやすそうだね。一度チームでどちらがいいか意見を聞いて予算計画を立ててみよう」

 

まとめ

上司とのコミュニケーションが苦手で悩んでいる若手は多くいます。何か相手に承諾してほしいお願いごとがあるとき、どのように提案すれば良いのか、どうやって説得できるのか悩んだ場合は、今回紹介した「お願い上手」になるコツを参考にしてみてください。

 

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